2012年01月08日

振動と相殺と増幅と

師匠こと松井咲子さんのブログのコメ数が爆発しとる。G+始まってから追い風来てるな、少なくともAKBに関心無かった人の気も多少なり引いたんじゃないか(そういう意味で選曲も見事だったと思う)、ヘンに権威主義的な自称玄人(実体は素人)アンチも"現役音大生"ときちゃあソコんとこ強気に出られんし(笑

せっかくなので。(モノがモノなんでアッという間に削除されるかもです、ご了承のほど。)ミスタッチ少なくないけど、それを押し切るほど音が"強い"んですよ(・ω・)わかります?

これ、ギターでも大事なことなんです。ミストーンとかノイズを殺すのはミュートだけじゃなくて"それ以上に鳴らす"って気概です。これは、ただ物理的に大きな音出せばいいって意味ではありません。なお、"強く弾けば強い音が出る"かといえば、そう単純というか一元的なものでもありません。それどころか、強すぎる物理干渉は、求める振動(出音)を殺す場合も。

なお、蛇足ですが…↑の動画(番組)でも『絶対音感』という言葉が持つ"よくわからないけどなんだか凄そう"な響きを煽りとして用いてますが…それ自体は"音楽的武器"にはあまりならない(殊に演奏の実際においては)ということを、念を押して申し上げておきます。つまりこういう/そういう部分をシゲキする番組的な、もっといえば『マスメディア的な』煽りに過ぎない…っていうことね(・ω・)くれぐれも「だから凄い/偉い」なんて間違った認識しないように。

…と、これだけだとまだ誤解する人がいそうだから、更に念のため(冒頭に戻って)、"音大だから凄い/偉い"でないことも付け加えておきます。日本人て、芸術方面においても殊更に権威主義的なところあるからね…感性の乏しさをネームバリューやアカデミズム、あるいは用意されたエピソードで補おう、取り繕い誤魔化そうとするのは本当に悪い癖。

"他の誰がどう思っていようとも自分はとにかくこれが好きだ"という態度を自ら堂々とれない『付和雷同』の原因も、実はそこにある。信念の無さ、言わば"自信"の無さを、権威や多数に縋り依ることで隠し、ある種の補填をしているのだ。

それどころか残念なことに、"とにかく嫌いだ"の方向には容易く動きやすい傾向も。島国根性、村社会気質、お国柄なのだろうか?そうは思いたくないが。

まあ、行き過ぎた"その逆"も、また然りだけど、理系と文系の埋まらない溝的な(笑

そんなわけで…「丁度良い加減」を見出して朗々と歌わせたいものですね、楽器も人も。