2013年02月20日

六弦繚乱

さてさて(・ω・)先ほどチョロっと書きましたけど、「ひねくれ者の仕業」。

「あーもーッギターギター!ちゃんとそれ以外も聴いてよもー!」って漏らしつつ
一切ギター無しな曲とかも徐々にUPしはじめたここ数年。おかげさまで"数字"は
減ったものの、本当に"聴いて"くれてる人は増えたなって実感があります、感謝。

で、今回は、あるイミ、反動の反対。Cherry Blossoms Forever 〜久遠の桜〜 の、
ギターだらけのアウトテイクです。

あくまで完成品はこれなので、今回敢えて別バージョンではなくアウトテイクと申し上げます。

実際これ、作業途上の"仮音"を流用してあります、アウトテイクがあんましキッチリ
し過ぎてもイキじゃないなということで全部は録り直さなかったんです(笑)あと、
Cherry Blossoms Foreverという曲において、ある意味ライブ的なラフさ/イキオイ感
を自分自身聴いてみたくなったってのも、今回やってみたくなった理由。ちなみにソロ、
けっこう気に入ってるんですよコレ、「あーこりゃ俺にしか醸せんなこれは」と自画自賛←

具体的には、それら仮音に加え、完成品では主にヴァイオリンサウンドが担当してるパートを
更に(ギターで)重ねていったわけです。なお、主旋律に関しては、珍しくピッチモジュレー
ション系をかましてバグパイプ的な、ある種の不安定感も演出してみたのですが、いかがで
しょうか(実はちょっとMike Oldfieldを意識してたりして)。

あ(・ω・)アームベンドも多用してますね←ひとごとか

今回はギター重ねるだけだったんで作業は早かったです、昼前にはじめて晩飯どき前には
終わってました、朝メシ前ならぬ晩メシ前です。ところで朝メシ前って前日から/徹夜明け
って意味にもとれなくないですね(すごくどうでもいい

さて、大事なのはここからです。

>>ヴァイオリンサウンドが担当してるパートをギターで重ねていった

つまり、"ギターで鳴らすことを想定していない、譜面に起こしてあるものをギターに
置き換えた"ということなわけですが・・・それ(ギター以外)も全て、俺の音楽/旋律
なわけですよ。で、まあ端的に言えば、たとえ他パートの旋律であっても、俺がギター
で弾けば、「いつもの(俺の)旋律」であることが、わかりやすいかな?っていう。

以前から申し上げてますよね(・ω・)曲(独奏曲除く)は、あるひとつのパート(楽器)
だけで出来てるもんじゃない、全部でひとつなんだと。その"意味"をね、感じてもらいた
かったのです。また、「実際の音楽では主旋律より伴奏のほうが難しいことだってザラ」って
ことも常々申し上げてきてますが、それも含む。たとえ"ギターインスト"だとしても、たとえば、
なにも「主旋律がピロピロしてなきゃいけない(難しくなきゃいけない)」なんてことはない
わけですよ。むしろ個人的には、「主旋律(ギター)ばっか凝っててそれ以外が教則ものの
カラオケみたいで味気ない」のとか、音楽的には全然面白いって感じません(※じゃあ複雑
/難解なら面白いのかつったら、もちろんそんなイミじゃありませんよ?それで"響いて"くる
かつったら、そりゃ違う)。

ホントは、ギタリストこそアンサンブル(全体)を見渡さなきゃいけないと思うんですけどね。

・・・ま、今回のお説教はこんなところです←


〇〇バージョンではなくアウトテイク…ってことで、敢えてタイトルは変えました、
ただし、完成品に"ちなんだ"カンジで。



聴き比べてみるのも一興かもしれません。音色は違うけど、ちりばめられてる音符は同じ。


こうすると当然、「こっち/あっちのほうがいい(好き)」って個人差、
層の違いがあるでしょうね、そこを見てみたいってのもあるな、単純に。

あ、そうそう。完成品のほうのギターソロですが、ここだけは譜面上に起こしたものではなく、
「仮」の段階で何テイクか即興(今回の音源に入ってるのもそのうちのひとつ)でやってくうちに、
ある程度カタチが見えてくる→そこから削ぎ落としていくってカンジで出来たものです。ただし
"シメ"のとこ(あと曲ラストも)は、キーボードサウンドがユニゾンであることからお分かりかと
思いますが、はじめから"キメ打ち"してました。


【もう一つの理由】
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