2014年02月15日

違いのわかる人って素晴らしい

だって説明しなくてすむんですもの(・ω・)


『いろんな意味』もうひとつ、それは…

「それ、どこ見て(聴いて)言ってるんだ?」

というお話。

たとえば俺。スキャロップのストラト使いってだけでもう『イングヴェイwww』みたいな反応ね(なお何故「リッチーwww」って言わないのか?)。そりゃ実際にコピーやオマージュもやってるけど、それがそのまま俺のスタイルと合点/決めつけしないでいただきたい!…っていうこと。

まあ、先の話とも全く無関係という感じでもないかもね(・ω・)つまりは「よく聴きもしないで言ってるなあ」っていう。

では実際にご覧いただこう。こうして明確に自分のスタイルを図示するのは初かも?(以下、『疾風船』を聴いてくれてることが前提の内容になります)。二回目の長いリードソロの出だし部分、親切にもタブ譜で←

hayatebune-solo

っていうか改めて見たら音符のほうがえらいことになってるな;キー設定とかしなかったからか?(・ω・)音符派の人すまない。

いかがだろうか(・ω・)これが『イングヴェイ(と同じ)』にきこえるとしたら、ぶっちゃけ、ヤバいと思う←

過去にもここで書いたけど…俺ね、とにかく『呪縛』を断ち切らねばってのが強かったのね、自分になるには人の方法論借りっぱなしじゃダメだろ、と。そりゃまコピーが一番楽しいって感じる人はそれでもいいと思うけどさ、俺は違ったのね。

俺の場合、ギターを弾き始めたのと作曲するという行為がほぼ同時だったんだけど、聴く(弾く)ものと、自分でつくるものは、決して似てなかったのよ、もうはじめから。

『自分の音楽には自分の音を戴せないと(それは何なのか?)』この試行錯誤が長かった気がする…まあそれが凡才ということなのかもだけどね(;^ω^)ま、あれくらい『弾ける』と取り敢えず楽しいわけですよ、だからなかなか抜けられない(笑

…と、その辺りの話はとてつもなく長大になるので、ここまでにして。

具体的には、『ハーモニックマイナー(の類)じゃなくてペンタトニック&ヘキサトニック(※)だな、俺の音楽は』っていう解。

さてこのパート…『形』的にはイングヴェイおよびその『楽派』には馴染みの上昇フレーズだったりペダルトーンだったりしてますが、その実体(音階)は別物ということ、お分かりいただけましたか?そうなんです(・ω・)影響は影響として受け入れつつ、自分のものとする、何しろこれに注力してきたのです。

だから「影響は受けたけど彼(ら)とは違う」と言えるし、たとえ世界の誰かが同じフレーズ弾いてたとしても「これは自分で編み出した(誰の真似でもない)」と言えますよ、誰がなんと言おうが後ろめたさゼロで堂々とね

一応、図示しておきましょうか各々スケール。わかりやすいように調号なしですむよう、キーAmのとき(終始・完結を感じていただくため根音オクターブも全音符で記してます)…

onkai


簡単に言うとペンタ=ナチュラルマイナーの2ndと6th抜き、ヘキサ=ナチュラルマイナーの6th抜きね。

※ジャズ理論やなんかでヘキサトニックと呼ばれてるものとは異なります、『6音』ということであくまで俺的に・便宜的に。ご注意。

さて上掲の譜例、端的に俺の音楽感(観)とギタースタイルが表れてます、ナチュラルマイナーの6th抜き。もちろん他は使わないってことはありません、ハーモニックマイナー(の類)だって適宜使いますし。自分の音楽の根幹にあるのがこれということです。

つまりこの『音階』、俺の音楽においてはギターのみならず全編に渡り中核を成しています、ギター以外、他の音にも耳を澄ましていただきたいですね。またこれは『全部でひとつ』という信念とも繋がっています。ギター(ソロ)だけがネオクラシカルとかも、なんか気持ち悪いでしょ?(・ω・)初期のレーサーXとか←

自分が自然に曲を作った時に「ハマる」音階が、これだったわけです。重要なのは理論そのもの(論理を駆使すること)ではなく何が最も適切か、『響く』かです。

それこそイングヴェイあたり以降のギターキッズ(年齢無関係)には、ペンタトニックなどのシンプルな音階を軽んじるというか『下に見てる』向きがよく在りますが、とんでもない勘違いです。蛇足ながら付け加えるならば、彼らの多くが好む技術的・速度的なところの実現で言えば、むしろ高難度になります。手前味噌ですが、譜例を試してもらえば実感してもらえると思います。具体的に言うなら、イングヴェイよりもワイドなストレッチ、ポジションチェンジ、スキッピングが必然的に現れることとなります。

つってもね(・ω・)そんなんは大したことじゃないのよ、それ自体は。大事なのは、どの/どういう音を鳴らすかであって、技術はそれを実現するための手段に過ぎない。どんなに凄いテクニックも、そこに明確な表現意志(意図)がなかったら、ただの技術止まりであって、それ自体は『音楽』では無い。


せっかくなので、ついでにもうひとつ、これもよく使いますってことで。

waonkai


これはまた独特の響きなので、いわゆる『和音階』とすぐ理解してもらえると思います。大雑把に二種類を使い分けてます。先と同じくキーAmの場合で言うと、例Aはドミナント時にけっこう使います、たとえば『疾風船』の一回目の短いソロ。終盤の速いところなんかはモロこれです、ちなみにバックでもガンガンに鳴ってますよ、ストリングスのシーケンスフレーズとか、ベースのオブりとか。ネオクラで言えばハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ(←クソ長いので『の類』と言ってたことお気づきだったろうか)、教会旋法でいうフリジアンに近い響き・用法と思ってもらえれば。

で、それ以外はBってところですが、Bはあんまり使わないですね、モロ演歌というか古賀メロディな響きになってしまうので…これっていかにも『和』の響きと認識されてますけど、実際の古来和音階(陰旋法)とは、実はまたちょっと違うんです、興味あれば楽典読んでみてください←丸投げか


さて、予定外に長くなりましたが、最後まで読んで下さってありがとうございました(^ω^)つまり『俺はいわゆるネオクラじゃないよ』ってのを、この際ハッキリと示し・明言しておこうと考えた、それもまた今あえて『疾風船』を公開した意図のひとつだったわけです、せめてちゃんと確かめてから言ってくれよと(笑)あ、念のため、最近具体的に何かあったとかいうわけではないです、前からずっと思ってたことで、ただのタイミング、影武者的な←

はい、これで漸く戻れるわけです、『これは俺の名刺代わりだ』

無論、ここでバラした手の内(笑)は、『疾風船』以外の俺の曲にも必ずあらわれる/基礎となってるので、あらためて注意して聴いてみてくださいな!←それが願い


これ、よい対比になりそうなので、関連付けておこう。


【2014.2.28追記】
さっきTwitter上での話の流れで久々にこの動画見たら、ここで綴った"奏法的なこと"が実に端的に表れてたんで、あわせて貼っておきます。