2015年01月26日

【寄稿】Resurrection "ZERO" 〜猟奇的な"彼女"について〜

【その後発表された実際の物語は「後日談」だったわけですが、以下、当初流れた「前日談」との情報が基準となっております。】

昨日『1』の8話を見返してて、考えたんだよね、「彼女はいつからこうだったのか」と。『2』での(ことに覚醒以後の)ヒロイックなカッコよさとは違うじゃない?『2』をクレイジーとすれば『1』はインセインというか、まさに常軌を逸してるというか。

「キャラ変した」とも言われてるけど、『1』→『2』の変化は「優子の死」を経ての心理的変化というのを想像出来るんだよね、具体的に描かれてなくても。で、それについて「約束した」って言ってたじゃない?つまり、愚直に約束を守ろうとする実はとても純粋で素直な人なんじゃないか?と(すると『2』での目覚めも自然と理解出来る)

では何故『1』ではあれほど荒れ狂っていたのか?それにはどんな理由があったのか?非常に興味が湧く。そして今度の舞台ではその辺りが描かれるのか?それは『1』での姿へと至る過程なのか、それ以前の人物像は『2』での姿に近いものなのか、それともまた異なるのか、あるいは既に『1』での姿に近いものなのか…まあ、恐らくは前者だろうと想うんだけどね、なにしろ『1』の彼女じゃ文字通り「話にならない」からね(笑)

既にシナリオが完成してるのかは知る由も無いけど。そのストーリーもさることながら、松井玲奈が今回の彼女をどう捉えどう演じるのか、とても興味深い。

まず第一に、『前日譚』てことは当然、観ているこちらとは違い、その人物本人に「後日」は未だ存在してない状態であり、また、年齢的に逆行するわけでもあり。既に「後日」を提示済みの人物を時を遡り演じるというのは、それだけで中々難しいと思うんだよね、心理的な解釈が。

映画『gift』でもそういう場面(回想シーン)があったけど、先にも言った様に『1』→『2』で既に変化が描かれてもいるからね、彼女の場合。尚更複雑な心情理解が必要かもしれない。

そんなわけで、松井玲奈自身の理解と解釈が楽しみでならない。以前に彼女を演じた時より更に、確実に役者としてレベルアップしてるはずだからね、そんな松井玲奈が『不器用な彼女』を再び、しかも年齢を遡りどう表現いや"憑依"させるのか。これは演技者としてやりがいあると思うし、観客としても実に見ものだ。

ま、他ならぬ"彼女達"のことだから、心配はしてないんだけどね!(マジで)

知ってたかい?彼女の本名は『松井玲奈』っていうんだぜ(・ω・)もしかすると、平行世界のもう一人の『ちょっと違う生き方をした松井玲奈』なのかもね?

繰り返し言うけど。

たとえ全く同じプロット、同じキャラクターデザイン、同じ演出であったとしても。もしも松井玲奈以外の誰かが演じていたら、ここまで多くの人を魅了することは決して無かっただろうと、あらためて断言する(誇りに誓って)

「知らないうちに」と仰ってたけど、彼女は一人歩きしてたわけじゃないですよ?あなたと一緒に居たからみんな大好きになった/今も大好きなんです。それを忘れないでね?自信を持って(誇りに思って)!>>松井玲奈さん


<あとがき的な>

俺の敬愛する故クリストファー・リーヴ氏。
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一時は「もう"彼"と呼ばれたくない」と彼のもとを離れましたが、後に誇りを持って帰ってきました。そしてその誇りを胸に、身に降りかかった不幸を越え、本当に『スーパーマン』と成ったのです、そして伝説に。

俺も小さいながら物作りしてるから「○○好きです!」って"そればかり"言われるのは悔しいなって思いは知ってるつもり、「それ以外も好きになってくれよ(それだけじゃ無いんだよ俺は)」って思ったこともありました(苦笑)

でも今は「それほど好きでいてくれるものを残せたこと、それだけでもう誇らしい」と思えるようになったし、それに対し以前にも増して愛情を感じられるようにもなった。

愛だよ、愛。


【更に(ヲタ的に)踏み込む追加分】