2015年12月16日

も〜う や め て!(横弁)

や、行きますよ?きっと行くんですよ、リストア版も含め過去全作封切り時に劇場で観てきたことをちょっぴり誇らしく思ってる俺としては。でもね(´・ω・`)なーんか今ひとつ気持ちが上がらないんだよなあ…

ルーカスの手を離れてるって時点でだいぶ下がるものは当然の如くあったんだけど、公開される映像を見るにつけ「なんか違う」感が膨張するばかり。

スターウォーズって、映像自体に独特のムードがあったと思うんだ、ルーカスが直接メガホンとってない5と6にもCGI中心になった新三部作にもしっかりあった。リアリズム溢れるウェザリングが施された世界観でありながら演劇的なケレン味というかオペラティックな気品というか…上手く表せないけれど、それこそ『騎士道物語』的な。

ところが今回の映像はなんだか、そりゃリアル感増してるけど、フツーの(いまどきの)よくあるSF作品って印象なんだよなあ…まあ、予告編だけで判断するのも早計だし、無いものねだりしても仕方ないか。旧三部以来の、いまや御大達との、まさかの再会がメインみたいなものだ。

#STARWARS

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日本の広告広報周りのこういうとこが嫌いなんだ、日本版○○とか「泣ける〜」とかもそう、要らん事し過ぎ。

着色料とか甘味料とか添加物でうまく稼ごうって考え方いいかげん改めろよ本質で勝負しろよ(意味深)

まあ、その添加物に引っ張られる客も事実として多いから改まらないんだろうけどさ、それじゃあいつまで経っても成長しないっていうかレベル下がる一方だぞ文化的に相互的に。送り手側とは育成する側でもあったはずだし、そうあるべき。

旨味成分って中毒性、言わば麻薬性があるからな、もうそれが無いと無味の如く感じて、本来の味がわからなくなったりもするからな、舌バカってやつだ、「感動〜」とか「泣ける〜」とか用意支度されないと成らなくなったりな(たとえ話)

事件事故を情感たっぷりのナレーションやBGMで過剰な彩り演出してるニュース番組とか「おいおいこれはフィクションじゃねえだろ」ってなる、腹が立つ。

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いや他意はあるでしょ"思惑"が、そういう処が不興買うのよ。

まあ言い始めたらタイアップなんかみんな『にわか/便乗(商法)』ってことにもなっちゃうんだけどさ(``)なにせここ十数年来の日本の宣伝手法って品が無いプライドが無いお安いって印象なんだよね。で、「そういうとこにいいかげん嫌気がさしてる」人達も少なくはない、その結果だと思うよ今回の。

そういうのに喜ぶノせられるのって言っちゃ悪いけどいわゆるライト/ミーハー層じゃん?コア層は文句言いながらも来るからほっといてもいい→それ以外を取り込もうって算段なんだろう事は察するけど限度もあるよ、"いっそ観たくなくなる"というコアな情動もまたあるよ。

無理矢理にでも「泣ける」の方向に訴えようとしたりするのなんて詐欺にも近いし、エンドロールで実際に流れる日本版主題歌なんて作品の印象そのものをも変えかねないし。世界観をねじ曲げてでも客を呼びたいって送り手側の姿勢にはガッカリもするよ、許可してる製作側に失望もするよ。

トランスフォーマー一作目の時の"ロボをひた隠しにする姿勢"とか、最近だとアベンジャーズ2のくっさい謳い文句には失笑するやら反吐が出るやらだったな(``)あんな事してんの日本だけだぜ。ヘンに愛だ恋だ謳わなくても感動泣けるだ言わなくたって、「カッコよすぎて涙が出る」くらい知ってるぜ。

要するに『ミーハー女性層』に特化し過ぎ偏り過ぎなんだよね宣伝が、訴える方向が。いくら野郎やマニアは放置しといても大丈夫つってもね、「汚された気分」てのはあるからね、聖域だけに。