2016年08月09日

シン・ゴジラという福音

【映画ランキング】「シン・ゴジラ」が2週連続で首位を獲得し(中略)当初の予想40億円前後を大きく超えてくる可能性が出てきた( 2016年8月8日発表)

って事だけど、今回については「あれが100億行かないなら日本ヤバいでしょ」くらいに思う。

初代は無論のことシリーズ初期は、当時の人々にしてみれば"未体験ゾーン"でもあるから別として。そもそもまあ人を選ぶというか一定のマニア向けという性格ではあるから、これまでそんな事は思わなかったんだけども。今回に限っては本当、「映画好き」というなら観ない手はないでしょと思う。

余談だけれど。「賛否両論」の無いものって、この世に存在するのだろうか?や、まあ「それだけ多数話題に上がってる」って事、その表し方のひとつだとわかっちゃあいるけれど(;^ω^)揚げ足とりたくなる言葉なんだよなあ(笑)


この際、語っちゃおうかな(・ω・)わざわざクサすのは趣味では無いのだけれど…今だから敢えて。

つい先日まで一応最新作だったGODZILLA、いわゆるギャレゴジ。あれ、僕は「全然ダメ」だったんだよなあ(だからこれまで語らなかった)

以下、ギャレゴジ好きな人は見ないほうがいいかも。


結論から言ってしまうと、「日本映画(ひいては観衆)をダメにした"ハリウッド要素"の塊みたい」 という感想。娯楽作品に「家族愛」のようなものを強引に盛り込む。いやま、それも一つの方向性っちゃそうなんだけど、アルマゲドンからこっちもうテンプレ過ぎで…そしてまったく薄っぺらかった。

「家族愛の名のもとに奔走するそこらへんの人が雪崩式に英雄するいつものテンプレ」に過ぎず、なんせゴジラである必然性が全く感じられなかったていうかゴジラはおまけ感…てかもうね、あの、ちょいちょい差し挟まれる不安な嫁の様子がうざったくてしょうがなかった(笑)

ぶっちゃけ、ゴジラの造型を度外視すれば例の巨大イグアナのほうがパニック映画としては出来がよかったとさえ思っている。誉められるのは「日本版主題歌が付かなかったこと」くらいか(確かついてなかったよね?)

だがしかし(・ω・)最悪だったのは、序盤で語られた「数々の原水爆実験は実はゴジラっていう元々いたデカいの倒すためだった」というアレ。ちょっと見ると日本/原点へのオマージュちりばめてあるけれど根底から覆したよ!自己正当化乙にも程があるだろwww…と、もう早々に萎えてしまったのも事実。

で、あとはもうひたすら退屈だった。あんなん、パシフィック・リムのほうが"怪獣映画"として見てもそりゃあもう万倍面白かったし燃えたですよ(・ω・)


ここで冒頭(親ツイ)に戻る。そしてその上で敢えて申し上げる。

「あれ以下のヒットしかしなかったらいよいよ日本の観衆は終わっている、"結論"で述べたモノに完全に毒されきっている」

つまりそういうことなのだ。わざわざ今更貶したのは、これを言うためだったのだ(すまない)

この際だから駄目押し。

最後"救世主"扱いなんかしてくれてもちっとも嬉しくもなければ燃えもしなかった(´・ω・`)欺瞞が過ぎて。一言で形容すると「めちゃくちゃ出来の悪い平成ガメラ(第一作)」(・ω・)わかる人はわかるだろう(個人の感想です)


で。そういった"要素"を意識か無意識か徹底排除したのがシン・ゴジラというシン・日本映画。

その要素いくつか挙げよう

・とにかく恋愛とか家族愛(そのためなら容易く病死もさせる)
・流行り者が歌う特に必然性の無い主題歌(それもう主題じゃ無いじゃん)
・うざったい共感CM(一緒にされたくないという思いが鑑賞意欲を削ぐ)


ああ、そうそう。某三丁目にゴジラが登場、その画が中々の出来だったため次期監督候補なんて声もあがってたけれど…僕は「それはイヤだな」と思ったのだった(・ω・)VFXに強いのと商売人として成功者なのは認めるけれど、作家としてはね…まさしくそれら要素、言わば『泣ける商法』の権化だもの。

もしも彼がゴジラを撮ったら。

・タイトルの一部または全部が何故かアルファベット表記になる
・流行りのJPOPの人を起用もしくはちょっと昔の洋楽が主題歌になる
・客が「感動しました泣きました」って感想述べるTVCMが流れる

最低限このあたりは覚悟しなくてはならないだろう(真顔)

こうしてみると、今の(ここ10数年来の)邦画そのものって感じだね(・ω・)まさに権化。や、大したものだと思うよ?商才としては。大多数に訴え惹きつける要素を把握し網羅し達成てるわけだから、ひとつの立派な才覚手腕には違いない。ただ僕にとっては「観たい」要素では無いということ。

これら要素、何かと似ていると思いませんか。

・一部英語(を、カッコいいと感じる)
・泣ける(共感そして自己投影/陶酔)

そう、JPOPとソックリだね(・ω・)そりゃ売れるわけさ「売れるように作ってる」わけだから。

や、そういう作家がいたっていいとは思うんですよ?問題は、もう邦画界全体がその手法に依存しきってるということ、そうしなければ立つ瀬もなかったりするということ。そりゃま商業作品である以上は成功=数字って前提なんだけどさ(´・ω・`)芸術の正義ってそれだっけ?なんて気持ちにもなるのです

で。だからこう喩えたのです(意味深)



たとえば、「まずは儲けて偉くなってそれから本当にやりたいことやる」とかね、そんな風に好意的に考えることも出来る。事実、商業となるとなかなか「思い通りに」とはいかないからね。でも(´・ω・`)うーん…どうだろうな(何)


(以上、ツイッターまとめ)



次回「愛情表現」