2017年08月14日

仮想体験値




既存コンテンツに丸乗りした類(実況含)は創造と呼ぶには足らず、特に見るにも値しない…というのがかつて大方の見解でありまた誇りでもあったものだが…ここ10年の内での変遷/認識の差を感じる。むしろ今はそういうのが主役だものなあ。

まあ、モノ売るときの他力本願は今に始まったことではないけどね(・ω・)どの媒体の宣伝広告も、その多くは本質的なところより「○○さんも使ってます褒めてます」的なところで耳目を引っ張ってきたわけだから。

しかしステマはいただけない、ネットもすっかり毒された、というより(・ω・)ネットこそまさにそれ向きだったんだよね、一見さも「クチコミ」である様に見せかけるには都合がよかったのだ。また(ネットは)堂々と看板さげて宣伝すると、かえって嫌われたりヘンに叩かれたりもするってのもあって。

で、だったら"或る種の責任転嫁"してしまおうというね(・ω・)誰かが勝手に採り上げ、それをまた誰かが勝手に広めて…っていう体裁を整え繕えば、より"自然発生的ブーム"にも見えるし、直接的な非難等を回避も出来るからね。あらゆる面で(企業にとって)リスクの小さい宣伝展開ってわけだ。

おまけにうまくすれば特定アンチ(お察し)の鉾先までもがクライアント(企業)では無く発信者(例えばユーチューバー)に向かって分散もしてくれるし(笑)わりといいことづくめというね(・ω・)加えて言うなら、大物タレントより、安価に使えるうえ切り捨ても楽だしね。

というのは。いわゆる一般的有名人著名人、その様に認知されてるような人物だと、いかな雇用側とて、使う際にはその人自体のイメージ言わば商品価値というのも一定考慮しないとならないけれど(・ω・)正直、今のところネット有名人クラスは「掛け捨て」されてる感もあるっていうこと。そもそも、それこそYouTube(Google)なんてモロそんな感じというね(お察し)タダほど高いものは無いっていうけど(・ω・)"利用"してるのは実際には此方"だけ"ではないのだ。

とは言ったものの。実のところ殆どの場合バレバレなのだ、こと古参は猜疑心強く「ステマにしか見えない」症候群にかかってるし(笑)それでも続けているってのは、(たとえ分かっていても)騙されてくれる人の数が比率的に見て勝ってるからだろう。

昨夜のAIやらMステやらから連なるようにして(``)なんかもう今日は"そういうの"でゲンナリする話題ばかり目に入ってきたなあ。


『時間がない人のための○分でわかる○○』やら実況動画やらを見て、あたかも観た/体感したかの如く実物を語るエアプ文化は許せない(・ω・)本来ああいうのは実物実体験済みの"わかってる"同好の士が同人的に楽しむものだったんだがなあ。

MADで作品を語る若年ニコ厨の増殖に文化の歪みの危機感を覚えた(ウンザリして離れた)。

実物を知らないと何故そこが面白いのか本当はわからない、けどとりあえず皆そうしてるから草生やす←コンテンツの死であり自分の死である(・ω・)昨今の、気持ちの入ってない、テキトーにばらまかれる"いいね"文化に連なる主体性の衰退その前兆で前夜だったと言えるやもしれん。


ついでに。

【youtubeのコメ欄って「わざわざ指摘しなくても分かること」に高評価集まるよな】
ネットにしろテレビにしろ総じて子供だましの商売に一層注力してる感あるわな近年(・ω・)大人が守りに入ってる(色んな意味で)せいもあるかもしれんけど。

…けど、その刹那的儲け主義ばかり尊重加速させると益々大人の鑑賞に耐え得るものは出てこないって流れになって(今の子供もいずれは飽きるし成長し守りにも入る)いよいよ抜け出せないスパイラルに陥る危険性あるんだよなあ(・ω・)もうとっくに陥ってるのかもな #エナジードレインの応酬