2018年01月22日

制作環境の遷移途上/運用試験中の副産物晒す #2

とあるイングヴェイの曲によるラスボスバトル(イメージ)



10年くらい前に作りかけて放置してたやつなんだよねこれ。もともとギターを入れるつもりは無かったものなんだけど、ついでだからネジこんだ。で、ギター音楽のアタマで聴くと「ギターの音小さい」となるだろうけど(特にイントロ)、こういうスタイルにおいて"主旋律"でなければバランス的にはこんなものになる。

参考までに言うと、ご本家の交響アルバムあれは完全にギター独奏のための作りでオケ=完全に伴奏、"管弦"という括りで捉えたらぶっちゃけ「いびつ」。以前にも述べた通り、HR/HMスタイルでは主役として扱われてる速いアルペジオだけど、こういう場合には旋律というより伴奏になるんだよね、ああいうのを主旋律として聴かせようとするなら、全体の音をかなり削らないと、例えばあの交響アルバムみたく"ロックスタイルの伴奏をオケに置換したような"簡素な音配置にしないと「うるさくてかなわん」ものになるよ(笑)

管弦は一つの楽器が延々主役張り続けるってものではないからね、たとえ「〜のための」と付いてても。なのであのアルバムは異色。「交響」と謳ってるし編成的にはそうだけど、やってるスタイルとしては、それこそバロックの室内楽なんかのほうに近い、例えばフルートが主旋律ずっと受け持つやつとかね。