2020年09月04日

僕は職業差別はしないけど人格否定はします

“俳優の危機”

有事に"制限・自重"の槍玉になるのは娯楽の類であり、芸能もそこに含まれる。それは仕方ない、また特別扱いするわけにもいかない。が…見渡すと冷淡が酷いね、「"趣味"で稼げていいね」くらいに見ている向きの少なくない事がよく分かる。

前にも言ったが
【いやホント、特に絵とか音とかいわゆる芸術方面なんかは「娯楽でしょ?趣味の延長でしょ?」くらいのカンジで足元見られがちというか一段低く見積もられがち、例えばタダでゆるキャラデザインしろとか(苦笑)まあ「遊び」と思うのならそれでもいいけど、「本気で遊んだ事が無いんだな」とは思う。】

白鳥水面下の喩えじゃあないけれど。「楽しい(楽しそう)」イコール「楽」ってもんじゃあないってのがわからないというのは、想像力が足りないんじゃないか、ひいては他者への思い遣りが足りないんじゃあないかな?と思うよ。それにね、「好き」を仕事にすること「好き」が仕事であることは、時に、むしろとんでもなく苦痛だったりもするもんだよ、"好きを嫌いになりそう"にもなるんだから・・・つっても、何かや誰かを本気で好きになったことの無い人には、わからないかもね。

翻せば。そのくせ「(華やかで優雅なものは)常にそうであるに違いない」とは"想像"するんだよね(笑)んなわきゃあない。まあ極々一部には、そんな王侯貴族みたいな者も在るかもだけれど。大方は「好き」を続ける為に、それ以外も兼ねてるものだよ地味に地道に、"苦"を自慢して見せないだけでね。


一方、こういうのもあった。

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冒頭で言ったけど特別扱いは出来ない。例えば欧州地域なんかだとオケ団員=公務員相当って所もあるけれど…日本は、そうじゃあ無いからね、むしろ"趣味で食ってるいい御身分"くらいの、羨望だか侮蔑だかよくわからない感情(笑)でもって捉えられてる、そういう微妙な立場だからね。

さて、ここで(再び)敢えて言おう。

【いわんやこの日本、組織的共同体、全体主義的連体意識が強い為か、職人/特殊技能軽視(搾取含む)なところがあって。こと「娯楽」に通じるものにおいては、比較的新興であるビデオゲームどころか、たとえば絵画や音楽といった芸術芸能方面についてさえ未だマトモに認められてないとこあるからねえ。】

まあ、そういう認識の根強い土壌だから育つ("成長"する)はずも無く、得てしてコマーシャリズムに訴えるほか無くなりもするんですよ(意味深)


さて、例えばYouTuber。正直言って僕は彼らのスタイル自体は好きでは無いのだけれど、「あれを職業とは認められない」って認識もまた、白鳥水面下の喩えに似たり…とは思うんだよね或る種同情的に。実際やってみればわかるけど、動画の編集ひとつとっても"1日仕事"だからね。なんせ多くは表層しか見てない。(ただし、"真っ当"な人は今や限りなく数少ないと感じている、念のため。)

【何事も一般に認めさせるには、ある種の威光『権威』が必要だからね、権威を以て権威を成すっていう面倒な手順が。今や一定の認知や権威を持つもの、それこそスポーツだって始めは総じて「野良遊び」だったハズだからね。】

閑話(?)休題。

特別扱いは出来ない、受ける権利が無い。
だが、彼らを蔑み攻撃してよい権利なんてものも誰にも無い。

まあそんなカンジかな。何しろ職に貴賎は無いからね、悪事で無い限りは。なお、人を下に見て蔑むのは限りなく悪事に近いと思うのだけれど…もしやそれが"趣味"なのか?まさか…?(笑)や、何れそれは「悪趣味」と言わざるを得ない(僕は職業差別はしないけど人格否定はします)。

・・・だが虚業となれば話は別だ(判断基準)

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作法ってのは伝統芸能みたいなもんで『既に仕上がってる』もの。芸能の場合その上で如何に(自己)表現するかってのがあるけど、作法は粛々と伝えればよい。ところがこうして続々新作法を創作するでしょ(・ω・)僕はラーメンを食べたいのであってラーメンを名乗る創作料理を食べたいのではない(抽象表現)